皆さんこんにちは。
会長を辞めてから久しぶりに檀上にあがらせてもらいました。
ご存知の通り今月は職業奉仕月刊ということで委員長として、ロータリー在籍19年で、私が思い感じた職業奉仕についてお話させていただきます。
今回は、第2680地区の深川純一パストガバナーの「職業奉仕とは何か」を参考に話させていただきます。
この話は職業奉仕を理解するうえで基礎的な考え方であります。
職業奉仕を理解するにわはロータリー運動(倫理運動)であることを理解しなければなりません。その中でも、これがロータリーのロータリーたる所以は職業奉仕の実践であると言われています。
このように言うと難しいと言われます。まず、ロータリー運動は倫理運動である。倫理とは、人が、正しく歩む道です。
人を泣かせるような行為をしてはいけない。人を欺いてはいけない。非人道的非社会的行為をしてはいけない。
世の為、人の為につくしなさい。と言うのが倫理
です。まず、この言葉を理解していただきたい。そこで、みなさんに、どこが難しい、難解なのかでいるのかを3つの問題点としてまとめました。
この3つの問題点さえ理解できれば、職業奉仕の基礎的なところはほぼ理解できるのではないかと思われます。
1.「職業奉仕」と社会奉仕をどのように区別するのか
非常に誤解を生みやすい言葉があります。
それは「自分の職業を通して社会に奉仕するのが職業奉仕である」という言葉であり、このように思われている方が非常に多いのです。自分の職業を通そうが通すまいが、社会に奉仕するのですから、この奉仕活動は社会奉仕です。
それでは、この中に職業奉仕が含まれていないのかというとそうではありません。ではどのように区別するのか。それは「受益者が誰であるか」ということで区別することができます。
・奉仕活動によって、受益者が自分以外の地域の人々、もしくは地域社会の場合は「社会奉仕」でありましょう。
・奉仕活動によって、受益者が自分自身の場合は「職業奉仕」でありましょう。社会奉仕と職業は、以上のように「一対」のものであると考えてよいのではないでしょうか。
2.「職業奉仕」という言葉の問題
「職業」とはお金を儲けるための手段です。私たちが生きていくための所得を得る手段であり、これは「自分のためのもの」です。
一方「奉仕」とは世の為人の為のものであってすなわち自分以外の「人のためのもの」です。このように全く正反対の2つの言葉が1つになって職業奉仕といっているために非常に解りにくいのです。この言葉は完全なるロータリー用語であり、辞書には載っていません。
そして「職業奉仕」という言葉は、「職業」すなわち金を儲けることであり、「奉仕」すなわち世のため人のために尽くすことです。つまり、職業奉仕とは、「職業を営むこと(金を儲けること)が、世の為人の為の奉仕となる」と言っているのです。
ここが職業奉仕にとって一番難解な点です。深川理論では、この一点が解らなければ「職業奉仕は永遠の謎となってしまう」のです。
職業奉仕とは。職業倫理の運動です。これが最初に述べた「ロータリー運度は倫理運動である」という言葉の意味です。
すなわち「ロータリー運動は職業倫理を追及する運動である」ということです。ロ—タリーにとって職業倫理は基本的な考えであり、ロータリーの哲学でもあります。
私は他団体のことはあまり詳しく解りませんので、深川倫理を引用させていただきます。ロータリーロータリーの以外のアメリカ系奉仕
クラブ(ライオンズクラブ、シビタン、コスモポリタン等)は職業を通して儲けたお金の一部を奉仕に使って下さい、職業時間の一部割いて、もしくは余暇の時間を使ってボランティア活動をしてください等、いわば困った人を助ける「弱者救済を持って奉仕とする」という考え方です。
職業の心(自分のためのもの)と奉仕の心(自分以外の人のためのもの)は相反する心であり、職業が同時に奉仕とは考えられず、それぞれは別の世界に存在するものであり、そのため彼らの行動か個人の職業倫理を琲除しています。
しかしロータリーは奉仕の基礎を職業倫理に置き、職業の心(自分の為のもの)も奉仕の心(自分以外の人の為のもの)も一つの心だと考えます。彼らの標語は「Not I serve, but We serve」なのです。個人の倫理については何も言いません。強いて言えばクラブとしての倫理です。一方ロータリーの標語は「I serve」です。
奉仕は個人の職業倫理において、奉仕の心を職業社会に実践するものです。
クラブはその集合体しあり、ロータリークラブとしての職業奉仕の実践機能はなく、団体奉仕という概念あはりません。ロータリーに入会されるとき、クラブ全会員に対してその人が入会してもよいかどうかを問う投票が行われます。もし不適格であると会員の誰かが判断したならば、そ
の人は入会を許されません。ロータリーは入会に際せても、その人の倫理性を問うのであり、他団体にはこういう機能はありません。
これが他団体とロータリーとの大きな相違点です。もし、「ロータリーの職業奉仕を一言で表現するなら、どのように表現するのですか」と問われたら、私は迷わず、「世の為人の為に奉仕する心をもって職業を営むべし」と答えます。
この言葉こそが職業奉仕にとって一番大事な言葉であり、決して忘れてはならない言葉であると思っています。
3.「職業奉仕」の実践
他団体の会員は「ロータリークラブ毎週毎週、なぜ例会を開くのですか?私たちは1ヶ月に2回例会を開催するだけです。ロータリーは例会で食事をし、話を聞いて、寄付をします。ロータリークラブというのは金持ちの暇人の集まりですね」とよく言います。この言葉に対して、我々は強く反論しなければなりません。
ロータリーの例会は食事をするために出席するのではありません。
卓話を聞くために出席し、卓話を聞いて職業倫理を学ぶのです。我々は職業人の集まりです。例会に出席することにより、職業人同士の体験談、知識、知恵等を耳にし、職業倫理をお互いに学びあうのです。
卓話は聞いては忘れ、聞いては忘れてしまうのですが、しかし何度も何度も聞き、そして忘れていくうちに、次第に自分自身が磨かれ、ロータリー(職業倫理)が身についていくのです。そのため、ロータリーは毎週例会を開いているのです。
クリスチャンが毎週日曜日に教会に行って神に祈り、心を洗うのと同じように、ロータリー必ず毎週1回の例会に出席し、お互いに心を磨きあうのです。
まず、ロータリアン自身の心を磨かなければ、そしてロータリアン自身の倫理を高めなければ世の中に倫理を提唱することはせきません。
したがって、ロータリーは毎週例会があるのです。これが社会奉仕だけを目的とする団体や単なる寄付団体や慈善団体ならば、毎週例会を開く必要はないでしょう。
以上が「職業奉仕とは何か」との話です。この3つの問題点を理解していただいたならば職業奉仕の基礎的な考え方はほぼ理解できるのではないかと思います。
四つのテスト
これは職業奉仕の実践において最も重要な言葉です。
しかし、非常に簡潔、明快な言葉で言い表されおり、私が強いて説明する必要がないと思います。これは皆様方自身が考えていただきたいと思います。
近年、ロータリーの職業奉仕に対する扱い方が非常に軽くなってそのち他団体同じ奉仕団体となってしまうのか心配しています。
ロータリーは古来、職業奉仕を通じて、社会に奉仕するという本来の職業奉仕の倫理がどこかに行ってしまっていることに危惧の念禁じません。
一業種一会員の原則も創立時から採用された原則であります。先着順でした。チャールズ・A・ニュートンが損害保険の代理店経営者をしていたから、メルビル・ジョーンズは、入ることができませんでした・それが、ライオンズ創立となっています。現在は、ロータリーアンはロターリーに入る前、良質な職業人を選んでいます。
最近、ロータリーを辞めていく人が増えていますが、これは、職業奉仕が解らないからであります。本当に職業奉仕が身についたらロータリーを辞めることはありません。雑駁でありますが、自分自身常に職業奉仕を頭に入れて生活してることをお話しして卓話とさせていただきます。
参考資料(注:第2640地区和歌山R.C 角谷浩二様)
ニコニコ報告:
出席報告:
在籍者数:48名
出席者数:26名
本日の出席率:57.78%
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