皆さん今日は。
先週の土曜日に五井グランドホテルでディズニーのＯＢの方のお話を聞く機会がありました。
東日本大震災の日３月１１日のディズニーの対応についてのお話を伺いました。
当日は７万人の観客がいたそうです。それを１万人のキャスト（９割がアルバイト）で対応して２万人の帰宅困難者に無事に翌日の朝を迎えてもらったそうです。
それを支えていたのは年間１８０回に及ぶ日頃の訓練と企業の規範・モットーの浸透とのことでした。ディズニーのモットーはSafety安全、Courtesy礼儀正しさ・親切さ・おもてなし、Show、Efficiency効率です。この中のCourtesy が神髄のようでした。マニュアルにないけれども当日必要だったのが防護頭巾だったそうです。
上層部から指示をしたわけではないのですが、キャスト（従業員）が自分の判断で売り物のぬいぐるみを防護頭巾としてお客様に配ったとのことでした。かなり高価なものもありましたがほとんど全て返ってきたと驚いていました。
昨年８月にもディズニーランドの夜例会・ロータリーデーでご案内したかもしれませんがロータリーとディズニーには共通点が多いです。
ロータリーの発祥は１９０５年２月２３日。ウェルトディズニーの生まれは１９０１年１２月５日。いずれも２０世紀初頭が起源です。ロータリークラブ発祥の地は米国イリノイ州シカゴ。ウォルトディズニーの生まれもイリノイ州シカゴです。ロータリーの基本的理念はHigh Ethical Standard 高い倫理性・高い道徳的な水準。ディズニーの基本的な規範はCourtesy 礼儀正しさ・親切さ・おもてなしです。両方とも意味的にはかなり近い、高い倫理性に根ざしたものです。20世紀初頭の米国はマフィア・禁酒法に代表される暗い世相、すさんだ世相の時代。そういう時代に崇高な理念を持った企業組織が生まれるのは歴史の面白さといえましょう。
来月は７月、夏休みも近くなります。ディズニーに行ってCourtesyを肌で感じてロータリーと比較してみたいと思います。

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