点鐘 |
:時田会長 |
ソング |
:我らの生業 |
司会 |
:石井SAA |
お客様 |
:市原警察署 赤石署長 巡査部長 臺信様 元米山奨学生 巴依尓塔様 |
皆さんこんにちは。
今日は市原警察署赤石署長の卓話をお願いしています。
2月が「平和と紛争予防/紛争解決月間」なのでお願いしたいところですが、2月3月は移動が多くなかなか実現できませんでした。
署長の卓話は久しぶりであり楽しみにしています。
4月3日4日と京都の移動例会を無事終えることが出来ました。
親睦委員長の毛利さん、谷川さん大変お世話になりました。
ありがとうございます。
桜の花も残っていたし、皆無事で楽しいひと時を過ごせたことが良かったと思います。
本日は例会が終わったあと社会奉仕事業としてロータリアンとローターアクト共同で更科公園で植樹を行います。
これは、RI会長イアンライズリー氏が提唱した「ロータリアン一人が1本の植樹をして地球の環境を守ろう。」から行動を起こしたものです。
4月10日2790地区ローターアクト年次大会に出席する人や、時間のある人はぜひとも参加をお願いいたします。
1.理事会が開催されました
2.新入会員予定者の青山 洋さんが理事会で承認されました
3.国際ロータリー第2790地区2017-2018年度 第46回 地区大会について
4.勝浦ロータリークラブ創立55周年記念式典ならびに祝賀会について
5.2017-2018国際大会 「千葉ナイトinトロント」の御案内
6.2018 JAPAN RYLA セミナーの御案内
7.市原RC挨拶運動御協力依頼について
1 行政改革(警察改革)について
平成11年から12年にかけて、
〇警察職員による複数の刑事事件の組織的隠蔽事案(事件当時の警察本部長が犯人隠避で有罪とされた事案を含む。)
〇ストーカー被害者からの告訴放置事案(被害者はその後殺害。)が相次いで発覚し、警察に対する極めて厳しい批判が広い範囲で起こりました。
国家公安委員会と警察庁は、警察刷新会議の方向性を受けて
1警察行政の透明性の確保と自浄機能の強化
2「国民のための警察」の確立
3新たな時代の要請に応える警察の構築
4警察活動を支える人的基盤の強化
を内容とする「警察改革要綱」を制定し、警察署協議会の設置等を定めた警察法の改正、監察体制の抜本的強化など、さまざまな施策が展開されました。
警察改革の本質とは何でしょうか。また、なぜ、この時期に警察改革の動きが生じたのでしょうか。直接のきっかけとなったのは、次々と発覚した警察官・幹部の不祥事です。組織的な不祥事隠しが大きな問題となりましたし、権限不行使が大きな問題とされたのも特徴です。では、そのような事態はそれまでになかったのでしょうか。以前と比べてこの時期に警察組織が悪化したのでしょうか。
私はそうは思いません。
この問題は、警察だけの問題としてとらえるのではなく、平成に入って以降、多くの行政組織が批判を受け続けてきた中の一コマとしてとらえるべきだと思います。官官接待、自治体の裏金問題、から出調などにはじまり、警察の不祥事が取り上げられた後にも、刑務所や検察の問題が表面化しました。
要は、様々な行政機関が、国民に見えないところで独善的な運営をし、職員が違法な行為をしてきたのを見過ごし、不祥事隠しを重ねてきたことに、国民の強い怒りが向けられたのです。いずれも、それ以前から行われてきたことが、この時代に発覚した、或いは、以前にも発覚したことが、また、明らかとなったが、それ以前とは比べものにならないくらい大きな批判が向けられた、というものです。
なぜ、平成になって、そのようになったのかといえば、経済成長の続いた昭和の時代が終わり、経済成長の果実か分配されなくなったことに本質的な理由があると思います。将来が今より良くなると思える時代には、現状に様々な問題があっても、あえて批判する人は少数でしょう。いろいろと行政に問題があることが分かっていても、国全体としてはうまくいっているのだからお任せしてもいい、行政機関に役得があるかもしれないが、それは、民間側もお互い様という状況だったのではないでしょうか(会社の交際費で遊んでる人(社用族)が多数いた時代でしたし、会社を含めた様々な組織の中で、不正が隠蔽され、裏取引が広く行われてきていました。)
それに、戦前からの権威主義的な体質が昭和の時代にはある程度残っていたことも、批判を抑えることにつながっていたのでしょう。
それが、平成になり、社会的統制が解体し、国民が納税者意識を基に権利として行政機関に公的なサービスの提供を求める世の中になり、被害や不公正に対して「怒り」を向けることが一般的になりました。経済成長が止まったことで、各人が自らの利益を守ることに努力し、自らの利益を誰かに取られているのではないかという疑念を他者に向ける傾向が強まります。今の世の中が悪いのなら、誰かの責任を追及し、抜本的な見直しをすべきだという声が出てきます。
公務員への批判が高まった時期以降には、民間企業でも総会屋への利益供与をはじめとする企業の問題行動が次々に指摘されていきました。仲間内の論理で法を無視することが横行していた時代から、官民を問わず、法を無視することが許されない社会になったといえます。
社会の変化がその後も続き、行政機関に対する国民の目線が一層厳しくなっていく以上、「警察組織の行動をいったん改善しても、そこにとどまってしまうと、ある程度機関がたては、新しい基準のもとで、厳しい批判の対象になってします」ということが言いたいのです。
社会の要求水準の高まりに対応して、組織の改善が続けられなければならいのです。
出席報告:
在籍 50名
出席 30名
出席率 60%
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西1-22-25 市原商工会議所2階
TEL 0436(37)2524 FAX 0436(37)2546