市原中央ロータリークラブ週報　2018.09.11

皆さんこんにちは！

藤田会長からの卓話のご依頼がありましたので、今日は久しぶりにお話をさせていただきます。
７月の誕生祝で「これからは寡黙の田仲でいきます。」と申し上げましたので、今日は断腸の思いでここに立たせていただきました。

内容は今月は「基本的教育と識字率向上月間」ですので、このテーマについて若干触れさせていただき、残りの時間に私の個人的な話をさせていただきます。
ネットでいくつか検索しましたので、それらを要約して紹介いたします。
月信の今月号に橋岡ガバナーもお書きになっておりますが、基本的教育と識字力は貧困問題や保健上の課題に取り組むために必要です。
地域社会の発展を導き、争いのない世界を実現するには欠かすことのできない要素です。
識字率は世界全体で向上しており、教育における男女間の格差も縮小してきていますが、今後も状況を改善していくには更なる支援が必要となります。

３年前のデータですが、世界には、学校に通っていない児童が5,800万人、読み書きができない成人（15歳以上）が7億8,100万人おります。これは全世界の成人の17％にあたります。
低所得国のすべての子どもが基本的な識字力を身に着けて学業を終えることが出来れば、推定1億7,100万人が貧困から解放されるとされています。これは世界の貧困率における12％の減少に相当します。
月信では世界の識字率について述べられておられますが、国内でも楽観できない状態と思われます。
日本の識字率は100％と思われている方が殆んどと思いますが、実態はそうではないようです。
生活の困窮が問題になっています。
ある教師によると「生活困窮の家庭と経済的に恵まれた家庭では、本など周囲に置いてあるモノ、日常的に接する文字が全く違う、平仮名やカタカナは読めるが漢字が読めないまま卒業しても一人前の社会人になるとは思えない。まさに負の連鎖です。」とのことです。
また字は読めるが文章を書けないという人も多くいます。
この点については、谷川さんたちが行っている作文コンクールなどは良い方策と思います。
因みに東京府中ロータリークラブは子どもたちの文章力と思考力の向上を目的に１９７４年から毎年、市と協力して作文コンクールを開催しているとのことです。

国内の識字率の向上に取り組むことも必要かと思います。

次に私の個人的なことをお話いたします。
当クラブに入会した当初は株式会社田仲トーヨー住器の社長をしておりましたが、後継者がいない為、2年半前に同業者に営業譲渡いたしまして、譲渡先の会社の相談役ということで週休４日制で働いています。
元々つまらないことばかり考えていましたので、自由になる時間が多くなると何をしでかすか解らないと自分を心配していました。
しかし、結果としては新しいことは始めませんでした。
鉄道徒歩の旅は内房線、外房線、久留里線、小湊鉄道、いすみ鉄道、総武本線、東金線を走破し今は京葉線に取り掛かっています。
スポーツクラブにも通い若い女性インストラクターの指導の下、昔のお嬢さんたちと運動に励んでいます。
また毎日、朝食前に軽作業付きの散歩で約１万歩歩いています。
これらのことは現役の社長時代にも行っていましたが、体重は８０Ｋｇ前後でした。
何とかダイエットをしようとは思っていましたが、全く減量できませんでした。
今年の３月下旬にスポーツクラブの掲示板に「カロリDIET」というアプリの紹介がありました。
これは消費カロリーと摂取カロリーを管理するものです。
飲食したものを入力し、運動したことも入力します。
摂取カロリーが多すぎると思ったときは、追加の運動をします。
普段よりも飲食の量が多くなると解っている時は昼食や日中の運動で予めカロリーを消費しておくというような生活に変えました。
結果、３月には８０Ｋｇ前後あった体重が現在は７０Ｋｇを割っています。
月に２Ｋｇのペースで減量が出来ています。
このままではあと３年で体重ゼロの紙のような状態になってしまいます。
参考までに申し上げるとそのアプリによると「ごはん（茶碗１杯140ｇ）は235ｋｃｌ、味噌ラーメン（チャーシュー３枚入り）で604ｋｃｌ、にぎり寿司７貫は443ｋｃｌ、芋焼酎ロックで73ｋｃｌ、生中200ｋｃｌ、大吟醸１合185ｋｃｌ、ハイボール（１８０㏄）で106ｋｃｌです。
運動ではウォーキング（4.5～5.1Km／ｈ）60分で174ｋｃｌ、ゴルフの打ちっぱなし60分は139ｋｃｌ、自転車（8.9Km／ｈ）60分は174ｋｃｌです。
これから判ることは味噌ラーメン１杯のカロリーを消費するにはウォーキングを３時間半しなければなりません。
このアプリを使うようになって体重減だけではなく、コレステロール、中性脂肪の値も正常値になりました。
若い時に勤務していた千葉銀行でコレステロール値、中性脂肪値でトップ争いをしていて、当時「完全無欠のロックンローラー」という歌がありましたが、それをひねって「完全無欠のコレステローラー」と呼ばれていましたが、今は面影もありません。

タバコは約十年前に止めて、今も吸っていませんが酒は止められません。
しかし、アルコール依存症になるほどは飲みませんので大丈夫と思っています。
最近は酔って食べ過ぎないように心がけています。
若い頃は喜んで行った食べ放題の店は全く行く気がありません。
この歳になって健康を意識するのは、歳をとって体が不自由になる、認知症になるということを避けたい一心です。
亡くなる前日までジムに通いピンコロで行きたいと思っています。
とは言え、歳を重ねると体のあちこちにガタが来るのは避けることが出来ません。
若さ志向の強い私はなかなか歳のせいを認めようとしない年寄りになると思います。
せめて「老い」と上手に付き合いたいと思います。
私の母親は今年９１歳になりますが、老いを認めず膝が痛い、歩くのが遅くなった、力が無くなった等々の状況を病気のせいだといいます。病気であれば治るものと思い込んでいるからです。
私が「自動車も永いこと使えばあちこち故障が出てくるし、いづれ廃車になる。あなたの同級生も多くの方が亡くなっているのでしょう。生きてるだけでありがたいと思いなさい」というのですが聞く耳を持ちません。
私にとって反面教師です。
時々配布いただく「抜筆のつづり」の中に中村仁一という方の「欠けた歯を惜しまず残った歯を喜び、抜けた髪を憂えず未だ生えている髪を数える」精神でいこう。という文章がありました。
この考え方の方が精神的な健康を得られるものと思います。
水戸光圀が寄進したといわれる竜安寺の「知足の蹲踞（つくばい）」に「吾唯足るを知る」とあります。これは石庭には１５個の石がありますが、ご存知のように石庭の石は一度に１４個しか見ることが出来ません。これを「不満に思わず満足する心を持ちなさい」という戒めの意味が込められているようです。
この深い意味は人生の教訓のようでもあります。
不足を探さず、満足を探す人生を送りたいと思います。

ご清聴ありがとうございました。

点鐘	：藤田会長
ソング	：我らの生業
司会	：北島SAA
お客様	：