本日は市原中央ロータリークラブ例会にお招きいただき市の取り組みについてご説明させていただく機会をいただきました事に厚く御礼を申し上げます。
宮寺会長はじめ会員の皆様におかれましてはロータリアンの誠心に基づき社会奉仕に始め国際奉仕、職業奉仕など地域社会の発展や青少年健全育成に繋がり様々な活動を積極的に展開していただいております事に深く敬意を称する次第でございます。
特に継続して実施していただいております全国中学生選抜剣道大会の開催そしてロータリーアクトのみなさんと行われている清掃活動など多くの地域社会貢献をいただいている事にたいしまして重ねて厚く御礼申し上げます。
さて、私事でありますが今回の市長選挙におきまして再選をさせていただき引続き市原市長として市政の舵取りを促せていただくことになりました。
これもひとえにご列席の皆さんの温かいご支援の賜物と心から感謝を申し上げます。
4年間におきまして総合計画をたて10年間の街づくりのビジョンを掲げたわけでありますがこれについてはロータリークラブの中でのご説明を何度かさせて頂いたところでありますが市民の皆さんの思い、それを形にした総合計画でございますのでそれを着実に進めるというそれが一定のご理解を市民の皆さまに支持いただけたものと思っております。
今回無投票という結果になりましたがこれについては甘んじることなくもっと頑張れというエールを送って頂いたものと受け止めているところであります。
これにつきましても今後も今まで通り変革と創造による街づくりを加速させて市政の発展に全力を尽くしてまいります所存でありますのでご列席の皆さんにおかれましては変わらぬご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます。
それではまず初めに最近の国内経済の状況でありますが本市の産業に影響のある話題としては日韓の半導体材料三品目の輸出優遇除外措置や地銀トップの横浜銀行と千葉銀行の業務提携などインパクトがある報道がありました。
大手石油産業の再編が進んでおりますがいよいよ金融界の地銀トップの業務提携まで加速してきているという状況であります。
この企業のスピード感に負けないように市原市も基礎自治体としての改革スピードを上げて全町一丸となって市民や企業の皆さまに沿う市原創成に向けて挑戦をし続けてまいります。
それでは2019年度市原市経済の近況についてお話をさせていただきます。
初めに本市の工業ですが平成29年度の製造品出荷額は約3兆5930億円であり全国市町村中、豊田市、横浜市、川崎市に次いで第四位になっており全国屈指の石油化学コンビナートである京葉工業地帯の中核を担っております。
現在臨海の企業は国際競争の激化や国内事業の縮小、設備の老朽化など様々な課題に直面しており事業の効率化や高度化に取り組むと共に企業の枠組みを超えたコンビナートの再構築を進めております。
市といたしましては市内で操業を継続して頂けるよう企業の競争力強化に向けた支援を進めてまいります。
次に商業ですが主に内房線及び小湊鉄道の主要駅周辺や住宅団地など中心にそれぞれ独自性をもって発展してきました。
本市の商業を取り巻く環境といたしましては商業者ニーズの多様化、交通体系、都市構図の変化による各業態化、地域間の販売競争の激化など大変厳しい状況にあります。
現在、市では業種の枠にとらわれず連携して取り組む個性的な商品開発や新規サービスの事業展開などの支援を実施しております。
新規店舗の企業創業や既存店舗の金融支援を行うなど活性化を目指し商業環境の支援を行ってまいります。
次に観光につきましては養老渓谷をはじめとする豊かな自然、史跡やゴルフ場、水辺を活かした観光施設、ローカル色豊かな小湊鉄道など多くの観光資源があり平成30年の観光客は約363万人となっております。
今後は首都圏に位置する立地の良さを活かしアートを活用したイベントの実施や観光地としての整備を進め地域活性化をはかってまいります。
このような状況の中で二期目の市政における重点事業として市原の未来創生に向けた7つの基本政策の一つとして地域産業の持続的成長への支援強化を掲げています。
地域産業が力強く持続成長できるよう民間企業の更なる発展に向けた市策の強化、中小企業の支援拡大、新規産業立地の促進に積極的に取り組み人や企業が集まる活力ある都市をそうしつしてまいります。
この目的を達成するための市の施策につきましてはお手元の資料に沿ってこれまでの成果と今年度の取り組みについてご報告させていただきます。
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参考資料