点鍾 |
:田島会長 |
ソング |
:それでこそロータリー |
司会 |
:大矢SAA |
お客様 |
:市原警察署 生活安全課 牧野豊様 |
本日は、市原警察署 生活安全課 係長 牧野豊様、そしてロータリークラブの皆様、本日は、例会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
先週・先々週の2回に分けて、トンガ王国海底火山噴火による災害支援並びにウクライナ支援について、例会場に出席された会員の皆様に募金のお願いをいたしましところ、12万円集めることが出来ました。ご協力を頂きまして誠にありがとうございました。
集まった募金のうちトンガとウクライナに5万円ずつ計10万円を第2790地区に、残り2万円を いちはら有志の会が企画している「チャリティー ウクライナ支援ライブ」にクラブとして協賛をさせて頂きます。
また、第2790地区としては、トンガとウクライナに対しては、第2790地区災害積立支援金口座より、別途、緊急支援としてそれぞれ100万円支援をする予定となっています。
さて、連日ニュース番組では、ロシアの軍事侵攻によるクライナ各地での惨状が伝えられており、人道的な危機が続いております。一刻も早い、停戦・収束を祈るばかりですが、その様な中で、ロータリアンやローターアクトが、国外へ避難されている方の宿泊先を紹介する活動や、救援物質をウクライナに届ける活動がされている様子が「ロータリーボイス」に掲載されていましたので、みなさまにお伝えしたいと思います。
記事をテーブルに配布しましたので、後ほどご覧ください。
・第4グループ ゴルフコンペは6月13日(月)に延期されましたので奮ってのご参加をお願い致します。
・4月12,19日に集めさせていただいた募金は12万円になりました。ウクライナ支援に5万、トンガ海底火山噴火災害復興に5万、ウクライナ難民支援コンサートに2万円をそれぞれお渡し致します。
・6月に今年度ガバナー補佐と次年度ガバナー補訪問を行うそうです。今後日程調整をすることとなりますが、その際は多くの会員でお招きしたいと思います。
・5月現在の会員で次年度の4G名簿を作成するとのご報告がありました。
・地区からRLIのパート3までを終了された方を対象とした卒後コースとDLディスカッションリーダー養成講座のご案内が来ております。
それでは皆さん改めましてこんにちは。
市原警察署生活安全課係長の牧野と申します。本日はよろしくお願いいたします。
私の簡単な経歴をちょっとお話しします。昭和55年1980年に警察官を拝命いたしまして18そして今年の3月31日をもって退職しました。
還暦の満60歳になりましてその後の再任用という事で1年延長をして現在警察官を継続しているという状況でいます。
その中で激動の人生をおくってきておりまして皆さんご承知の成田の闘争のあの渦中に私たちはおりまして警視庁の第一機動隊、第二機動隊とそちらでその場で一緒に戦って
戦ってというと失礼になりますけれども退治してこの成田空港を守ったという大きなことをやったかなという私としては自負しておりまして、今は何が問題になっているかといいますと
電話で詐欺ですね、今非常に問題になっているというところで本日電話で詐欺と自動車盗難が非常に多く発生しているという現状についてこれから皆さんにお話しをしていきたいと思います。
それではまず電話で詐欺の現状についてこれからお話したいと思います。
電話で詐欺なんですけれども昨年の市原警察署管内で発生している件数は44件です。
一昨年は45件です。
1件減ったんです。その前は39件と随分と少なかったんですけれども去年、一昨年が非常に多くなりまして昨年になりますとそのまま横ばいという状況です。
そういう中で被害額がどれだけあったかといいますと8900万円です。これが去年の被害総額です。昨年よりも560万円ほど多くなっております。
これは件数が減っているのに何で金額が多くなったのかといいますと1人の方の被害額が上がってしまったということです。
一番最大で去年騙された方が3000万、大体3回から4回に分けて騙されました。
息子を語る者から次から次へと要求がきてそれが1000万、500万というような形でそれが分かったのが半年前、今年の1月になってようやくそれが電話で詐欺という事が分かったということで警察に被害届を出してきたというところなんです。
やはりそういうところで相手というのは非常に言葉巧みに騙してきますのでその騙しのテクニックははっきり言ってどんどん仕様が変わってきます。
ですからこれさえ知っていれば騙されないという事はないんです。
そこで、私の大先輩のOBの方がいらっしゃるのでちょっと恥ずかしいんですけれども警察手帳というのは見てこれが警察手帳だとわかる方いらっしゃいますか?
警察手帳は一瞬しか見せないので皆さん警察だって信じてしまうんですね。
まず手帳を見せられたらその所属を千葉県警察本部なのか警視庁なのかどこなのかというのを必ず聞いてもらいたいのです。
どこどこの所属ですと言われたらまず電話をかけていいですか?というような話でもっていかない限りこの手帳だけで絶対に信じてはいけないという事なんです。
疑うというのは警察官はいくら疑われてもその人にふざけるなよと絶対に言いません。
逆に疑ってくれたほうが警察としては「あっ、絶対にこの人は騙されないな」という風に思っておりますので。
例えば巡回連絡です。巡回連絡に行った時にもそうでした。制服を着ている警察官なら未だしも私服で聞き込み等で行く時にじゃあ手帳を見せられました。ただそれだけで信じられますか?というところなんですね。だから私は必ず市原警察署生活安全課の牧野と言います。必ず警察手帳を示しましてきちっと見てもらいます。偉そうにはほら見ろよみたいに見せないです。きちっと提出してそうすることによって相手が信頼してくれるかなと私は思っているのでそのように聞き込みで手帳を示す時は私は必ず両手で持っています。
ただ刑事によってはスタイルが違いますので色んなスタイルがあるというところを承知いただければと思います。
刑事さんは厳しいです。私たち生活安全課とはちょっと違いましてやはり百戦錬磨といいますかそういうところを仕切っている人達ですからそういうところを承知いただければと思います。
発生がこれだけあって未だに何故騙されてしまうかというところが焦点だと思います。
一番大きな問題としてその被害にあっているのが孫だとか息子だとかというところであれば皆さん助けたいですよね、騙されてもいいから助けたいというのがこの電話で詐欺の特徴なんです。被害にあってもいいから騙されたいというのがこれは数年前の統計なんですけれども10人聞けば9人がそのように答えたそうです。
そのくらい日本といいますかこの人間性といいますか人柄というのが各国もそうなんですけれども日本だけではないです。各国の人も同じだと思うのです。何とかして自分が騙されてもいいからお金を払えば何とかなるんじゃないかと思って渡してしまうというのがこの電話で詐欺の非常に大きな特徴なんです。
騙される前にひとつお願いです。それはどういうことかといいますと隣近所に仲がいい人がいると思いますこういう電話がきたという事でまずは相談してほしいです。周りの方に相談してほしいです。
周りの方がいなくて相談できない場合は110番してほしいのです。
家によくかかってくるアポ電がありました。予兆電話というのですがこういうのがありましたという事で警察に110番してもらうんですね、そうするとそれが私達の管内であれば私達に落ちてきてそれは電話で詐欺の電話ですよとそういうのは違うんですよという事をきちっと説明できて被害の防止につながるという事が非常に多くありますのでやはりそういうところで皆さん舞い上がってしまって考える能力というのを欠損してしまうのでそういう時は一旦冷静になる為には深呼吸してもらって一旦冷静になって考えてもらうとあれ?何か変だぞちょっとおかしいなというところを気づいてもらえば電話で詐欺を見破るという事に繋がりますので是非一旦ひと呼吸おいてもらいたいのです。
かっとなっている時に何を言われてもダメなんですだから一旦ひと呼吸おくというのが非常に大事なんです。
そのような状況にあった場合は皆さん一旦ひと呼吸おいてから対応していただきたいと思います。
今、千葉銀の支店長さんがいらしているんですけれどもいつも私どもに協力していただいているのですがやはり騙された人は銀行に行きますもしくはATMに行ってそこで慌てながらATM操作とか窓口でお金を下ろそうとするのでそこで行員の方に止めてもらってそれはちょっとおかしいですよと声かけをしていただいてそこで被害にあっているという事が分かったという事も非常に多くあります。
私達はやはり銀行の方々は最後の砦だと思っております。
そういう所で協力していかないとこの被害の防止というのが絶対にできないので皆さんも周りの方がそういうのにあっている事があれば是非周りで話をして被害防止に繋げていただければと思います。
それではどういう手口か。まず最近多いのが警察官語り、市役所語り、警察署語り等。
警察署語りですとあなたのカードが犯罪組織のリストに載っていましたといところから入っていきます、あなたのカードを受領に行きます。要するにカードの手交型というのですけれども手に取る、取りに行くという形ですね、もしくはこのカードを受け取りに行った時にこのカードを使えなくするためにこれを封印しましょうと封筒に入れてそれをこの封筒に入れて印鑑を押せば絶対に取れませんよという事で印鑑を取りに行っている間にカードをすり替えてしまう、それがすり替え型です。
カードをもらってしまうものとカードを封筒に入れて封筒に入れたカードをすり替えるという手口の2通りがあります。
これで先程言ったように警察官だとすれば手帳を持っていきます、銀行員の方であれば銀行の社員証を持っていきます、そういう時にやはり若干違和感がありますどこの誰でというのをきちっと聞いてもらいたい。名刺や社員証を見せられてもきちっとそこで社員の方であれば私の方から電話しますので電話番号を教えてくださいというとそこでたじろいでしまいますのでやはりそこで慌てないという事です。
今言ったような取りに行くというような事は絶対にありません。
カードを皆さんのお宅に取りに行ったりカードをこれを使えなくしますからと言って封筒に入れるような行為は絶対にありませんのでそこのところをよく今日の話で頭の片隅に置いといていただければ絶対に被害にあいませんのでそういう手段があるという事を覚えといていただければと思います。
もう一つが還付金詐欺、これは市役所語りです。
市役所で医療費の還付金が3万円ありますという事で皆さんのお宅に電話するんですね、まだ手続き済んでいないですよという話であらどうしようという話になるんです。
近くのコンビニに行ったら私が操作を教えますよという事で無人とかそういうATMに誘うんです。これはだいたい3時以降に結構多いです。
誘って今ボタンを押してくださいと話を進めます。まず何のボタンを押すかというと自分の口座、自分の口座から相手の口座に移すために相手の口座の数字だけを言います。
それで自分の口座にいくらありますか?という話を聞きながら100万であれば0を6つだとか数字で言って操作をさせます。100万だと金額が出ないので被害者は分からないうちに自分に入金されているんじゃないかと錯覚に陥ってしまいます。
翌日、入金されたかなとATMに行って確認するとお金が無くなってしまっていると逆に取られてしまっていると100万も無くなっているとそこで初めて被害にあったと気づいてきますので是非皆さんこういうのを参考にしていただいてこういうのであれば電話で詐欺だという風に思ってもらえれば。
ちなみに電話で詐欺というのは千葉県の警察で使っている名称なんです。他県警では母さん助けて詐欺だとか県警によって違います。
まず1点目の電話で詐欺の発生状況と対策についてお話をさせていただきました。
続きまして自動車盗難。今これは非常に問題になっております。
去年と今年の発生を言いますと去年令和3年は市原警察署管内では40台被害にあっています。今年はこの3月末現在ですでに20件あります。これは去年の半分です。もうすでに去年の半分まで達してしまっている状況なんです。これは非常に県下でも2番目に多い盗難発生状況なんです。一番目は柏、二番目が市原警察署、三番目が野田、四番目が成田。
3月だけでどれくらい発生したかといいますと市原警察署は14件、20件中の14件、6台が1月2月で14台が先月に発生しています。これは非常に異常な発生率なんです。
今まで例にないくらいという事で緊急対策を打ち出しております。
どういう車が盗難にあっているかというと高級車、その次がハイブリット車です。
ちょっと話がそれてしまいますが何故ハイブリット車が盗難にあっているかといいますと電池に使うレアメタルを多く含まれている、そして販売台数が多いそういう所で狙われているのではないかと今言われています。ハイブリット車を持っている方、ちょうど10年くらい前の型その型にレアメタルが非常に多く含まれているのではないかと話をされていました。
盗難防止対策としてリモコンキーで操作するようになってきて何故盗難防止のイモビライザーが付いるのに盗まれちゃうの?簡単に盗まれちゃうの?という事を疑問に思う方がいると思います。
そこでどういう手口かというとリレーアタック、要するにリモコンキーは家にあります。5メートル以内に駐車場があります。その間にリモコンの増幅装置を家・車・この中間地点でリモコンキーの電波を増幅してあげますそういう機械を使ってドアがあいてエンジンがかかってしまうという話なんです。
そのようにリモコンの電波を増幅させるのがリレーアタックという機械なんです。
それをどうやって防止すればいいかというと一番いいのは鉛のアルミ缶に鍵を入れてしまえば電波は遮断されてしまうのです。そうすればリレーアタックというのが使えなくなります。
もっと簡単に簡易的にやるのであれば皆さんのご家庭にあるアルミホイルに包んでしまうと同じ効果があります。非常に簡単です。それに包んでしまえばリレーアタックが使えなくなるという事も実践しているという事なんですけれどもただやはりなかにはリモコンをアルミの上に置くだけの人がいるのですがこれでは全然効果がありません。包まないとリレーアタックには効果がありません。
鉛の缶も同じです。缶も蓋をしなければ何の役にも立たないとい事がありますのでやはりそういう所をきちっとやっていただければ自動車の盗難に非常に効果が有効という事があります。
皆さん是非、もしそういう事があってはいけないんですけれども被害にあわないためにはそういう事もこんなことも聞いたなという事でやっていただければと思います。
盗まれるのはそれだけではありませんので例えばワゴン車なども盗まれていますし車でも色んなものが盗まれています。例えば今一番多く盗まれているのが今言ったような車種という事でご承知いただければと思います。
発生地域の事をお話させていただきたいのですが八幡の白金通りこれを中心に八幡、五井、五井西の近辺で非常に多く盗難が発生しています。この近所に住んでいる方がいれば昼夜、パトカーが常に警戒しているなとわかると思います。
巡回連絡、家庭訪問をして注意喚起をするという事もありますのでそういう時はこんな事聞いたなと役立てていただければと思います。
もしまだ分からない、聞きたい事がありましたら市原警察署生活安全課まで電話連絡で結構ですので連絡頂けたらと思います。
あと各地域で防犯等していただきたいという要望があれば連絡をいただければ対応させていただきたいと思います。
今日は長時間でしたがお話させていただきました。ありがとうございました。
これで私の話を終わります。
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